こんちには東です。
私はグレイス不動産で物件調査の仕事を行っております。
皆様が弊社に売買のご相談をいただいた際に不動産の調査を行う役目です。

皆様が不動産取引をなさる際の大切なことや気を付けることを書きます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

以前ブログで【電柱、電線の越境について】書きました。
今回は【地中埋設物の越境】について書きます。
不動産を引き渡す際には、越境の問題を解消する必要があります。
隣地の建物や塀、植栽、電線、電話線、ケーブルテレビ線などが越境している場合、
これらは目に見える越境物として、各施設会社さんにお願いして越境の解消を行います。

お引渡しが済んで発見された地中埋設物が越境していた場合はどう対応するのかと言いますと、
具体的にあった事例になりますが、お引渡しが完了し、買主様が隣地との境界沿いに
ブロックを積む工事を進めている際に、隣地の基礎コンクリートが境界を越えて、
物件側に越境していることが判明しました。

通常、建物やブロック積みの基礎を作る際には、まず地面を平らにし、
そこにコンクリートを敷いて型枠を建てる作業が行われます。
この際、基礎の型枠を支えるために敷かれるコンクリートを「捨てコンクリート」と呼びます。

この捨てコンクリートは、境界線を越えて隣地側にはみだして敷かれることがあり、越境の原因となります。
このような越境部分は、解体工事の際に発見されることが多く、
隣地の所有者の同意を得て、コンクリートカッターなどでカットして撤去することが一般的です。

別の事例として、隣地との境界に大きな石が埋まっており、
その石の上に隣地のブロックが積まれていたケースもあります。
こうした場合も越境問題が発生する可能性があります。

お引き渡し後に地中埋設物が発見された場合、特別な取り決めがない限り、
越境物の撤去は売主様のの責任と費用負担で行うことになります。
地中に埋設された物は売買契約の時点では確認が難しいため、
撤去にかかる費用がどれくらいになるかは事前にはわかりません。

解体工事の際に、解体業者さんが敷地を掘り、地中埋設物の有無を確認しながら工事を進めますが、
必ずしも確実に発見できるわけではありません。
売主様には、引き渡し後も一定のリスクが残る可能性があることをご承知おきいただければ幸いです。
このような越境トラブルが発生しても、弊社が間に入って解決いたしますので、
ご安心してお任せいただけますと幸いです。

豊明で創業40年。不動産のことなら、グレイス不動産にお任せください。

 

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