こんばんは！西浦です。
昨日は２件の売買契約があったのですが、
マスクをしながらの重要事項説明は、酸欠になりますね。
愛知県も緊急事態宣言が解除されましたので、弊社も６月１日から元の営業時間に戻りますが、
引き続き、極力３密を避けるために、除菌、マスク、最大限の換気など対策をいたします。
さて、ここ１カ月で多くの不動産売却査定や相続などのご相談をいただきました。
土地・戸建はもちろん、マンション、一棟売りアパートなど様々です。
売却査定のご相談をいただく際に、
「一番高く査定をした不動産会社に売却を任せたい。」とか、
「金額を聞いてからどの不動産会社に任せるか考える。」とおっしゃる売主様が
多くはないですが、いらっしゃいます。
その場合、「高く査定をしてほしい！」という売主様のご意向を受けた不動産会社の担当は、
売主様の信頼を得たいがため、相場よりかなり高めの価格で査定をすることがあります。
これは、高い査定金額を出したあと、
「この金額なら売れます！」
と売主様に伝えておけば、売却を任される確率が高いからです。
また、高く査定しないと売却を任せてもらえない。という心理が働くのも理由の１つです。
建物や室内を実際に確認しない簡易査定の場合も、
建築会社や間取り、設備のグレード、建物の仕様状況が不明のため、
「建物はこれくらい高く査定しておけばいいや。」
という根拠がないざっくり価格で提案されることがあります。
この場合は、非常に注意が必要です。
もし、不動産の【買取り】をご希望であれば、
提示された買取価格で不動産を購入してくれるので問題ありません。
しかし、不動産を仲介で市場に売りに出して、売買されたい場合、
不動産会社が提示した査定価格で不動産が売れる訳ではありません。
これが問題。
不動産には「適正な市場価格」があります。
適正な市場価格から外れている物件は、売れ残る可能性が高いです。
不動産会社との相性や、担当者の知識や力量なども判断材料になると思いますが、
一番高い査定をした会社に売却を任せる。ことはされない方が良いと思います。
市場価格より売出し価格が高いと、当然のように売れ残り、何カ月も売れ残った時に
「価格を下げてください。」と、相場の価格帯に戻すような営業がされます。
特に、早期売却をご希望されるお客様には、良い事はありません。
弊社は、「実際にいくらで売れるか。」
「いくらまで売出し価格を上げても市場価格から外れないか。」など
現実的に売却できる価格でご提案をいたします。
不動産会社に翻弄されないように、
このポイントをおさえて、査定に臨んでいただきたいと思っております。
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西浦 秀章（にしうら ひであき）
宅地建物取引士/２級ファイナンシャルプランニング技能士/相続診断士
住宅ローンアドバイザー/定借プランナー/不動産キャリアパーソン
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