台風２１号の被害は豊明市でも。そして誰に補償や修理責任があるの？

こんばんは。ようやく通常業務に戻れた鬼頭です。
嬉しい話題じゃないので、夜中にこっそり更新です。

台風２１号、酷かったですね。
関西ほどではないにしろ、
豊明市でも停電や道路冠水などが発生しました。

弊社のお客様でも、
隣のアパートの屋根が飛んで家の外壁に当たったり、
隣地の大木が倒れて車に衝突したり、
工事車両が倒れて車に当たったり、
屋根瓦が飛んで雨漏りがしたり。

と、色々な事故が起こりました。

皆さん困ってお電話くださるので、
間に入って、
保険屋さんや、大工さんや、解体業者さんなど、
色々手配をしました。

そのお手伝いがようやく終わり、
通常業務に戻ってきたという訳です。

そんな台風でウチの親父も怪我をしました。

一番台風が接近して風が強い時に、
会社に電話がありました。

ウチがお世話した土地に、
地主さんの看板があるのですが、
それが飛んで当たったら怪我するから
今すぐ直しに来て。

という内容でした。

ちょうど僕が営業で外に出ていた時です。
僕がその電話を受けてたら、
多分、風が弱まってから行ったと思います。

実際に何件か、「台風過ぎたら見に来て。」
って、お電話いただいてたので。

でも、昔気質で義理堅い父は、
あの暴風の中、看板を修理に向かいました。

んで、案の定看板直してる時に、手を怪我します。
そして、直し方が悪い。と電話してきた方に怒られます。
こんな暴風の中、修理にきたのにそれ言う？と反論します。
暴言言われて気分が悪いから謝罪に来い。と言われます。

親切で行ったことが、結果裏目に出てしまいました。
とても悲しくなりました。
困った時はお互いさまなのにね。

んで、ここで終わっちゃうと愚痴になってしまうので、
上記などの災害で何かあった時に保険や法律がどうなっているか、
保険屋さんや弁護士の先生に聞いて、学んだことを書きます。

まず、看板立ててる人は、大体看板の保険に入ってるので、
風で看板が飛んで何かが壊れたら、保険対応。

親父のように、暴風の中、看板修理に行って怪我をしたら、徒労。
但しその怪我で病院に通えば、保険適応。

アパートの屋根が飛んだら、
基本は損害保険対応。

瓦が飛んで雨漏りしても、基本は保険対応。

木が倒れて車を壊したとき、
木の所有者が個人賠償責任保険に入っていれば、保険対応。
保険に入ってなくて、過失が認めらたら、原則自己負担。
壊れた車は、壊れた車の車両保険で対応。
でも、そもそも事故が起きた原因が大きな災害。
と認定されたら、
保険会社から補償責任ないよ。って言われる可能性がある。
そうすると、法的責任もなくなるから、
保険金も出ず、直す必要もなくなる。

それじゃあ、被害に合った方は納得がいかないから、
裁判になることがある。
そうすると、そこに過失があったのか。とかが争点になり、
各事案によって状況が変わる。

そんな感じでした。
僕が間違ってるといけないから、
詳しく知りたい方は、お知り合いの弁護士さんにお尋ねください。

取りあえず、ウチのお客様は、
困ったときはお互いさまなので、
僕に連絡ください。各所手配します。
地元の不動産屋として、お手伝いできることをします。

それが大手やフランチャイズの不動産屋との違いだと思っています。

でもその前に、保険に入りましょ。

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