愚息の中学高校剣道生活終わる

こんにちは。今日も親ばか鬼頭です。

全国数名の愚息ファンの皆さま。
超長文の親ばか全開日記をお送りします。
印刷したら、Ａ４で５枚になったので、
よろしければ、お時間があるときに、お読みください。汗

昨年の新人戦に続いて県大会出場を狙っていた個人戦も、
県大会初出場を狙っていた団体戦も、
地区予選で敗退したので、愚息の高校剣道生活もこれで引退となりました。

個人戦はねー。この強豪校の選手に勝ったら県大会。
ってところで負けました。
愚息なりに試合プランを組み立ててたんだけど、
あとちょっと足りなかったです。

弱小校の選手が強豪校の選手と対戦すると、
どうしても強豪校の選手に旗が上がりやすくなります。

そのため、試合時間４分の中で、
相面になるのを避ける。小手を中心に無理せず試合を運ぶ。
を行いました。

延長戦に入ると、旗が上がりやすくなるので、
小手を狙いつつ、一回の面に掛けるも失敗。

もうあと１．５ｃｍ、ククッと入れれば、良かったんだけどね。

面が入らなかったので、
２回目の延長戦は突き・逆銅など、色々な技を見せて、
狙いを定められないようにして、試合を運んだんだけど、
最後は、小手面に行った小手を狙われて試合終了。

打たれたときに、天を仰いでました。

団体戦は、４チームの予選リーグ戦で３校が２勝１敗で並ぶ展開。
本数は多かったんだけど、勝ち数が１つ足りなくて、リーグ戦で敗退。
愚息が負けちゃいけないところで負けたのが、最後まで響きました。

団体戦の敗退が決まり、
１８年間で、あんなに落ち込んでいる愚息を初めて見ました。
きっといつものように、一人になってから、隠れて慟哭したと思います。

剣道はタラレバが一番多い競技だと言われています。
相手と対峙してから、竹刀が相手に届くまで約０．２秒。
刹那で勝負が決まる、本当に大変な競技だと思います。

これで、中学高校剣道も一区切りして、
目標を大学受験に切り替えて頑張って欲しいと思っています。

しかし、６年間色々なことがありました。

中学に入学し、練習が沢山出来るし、
自分より強い同級生や先輩も沢山いる。と、喜んで入った剣道部。
部活動の参加が義務付けられていますが、
自主性を重んじる学校方針のため、同級生がだんだん部活に来なくなります。

愚息は、学校が終わると剣道場を開け、先生の防具を準備したら、
東京ドーム何個か分ある学校の敷地内を、同級生が部活に参加するよう、
毎日１～２時間かけて、探し回ります。
グラウンドで遊んでる子、図書館でビデオ観てる子、寮で寝てる子に
声掛けをし、部活に参加するよう諭しまわる日々でした。

中学２年生

学校が方針転換をして、部活動が週３になりました。
元々学校の方針でほとんど試合に出場できません。
試合も出場できず、部活動の日数も制限され、
それが嫌になって、強い先輩が部活を辞めるなど、
部活内の雰囲気が悪くなっていきます。

中学校の剣道部に所属していて、
３年間で一度もチームで中体連に参加できないこと。
未だに、おかしく思っています。

そして、中学２年の終わりに、
外部コーチでお越しくださっていた偉い先生が勇退されることが決まり、
学校は後任を置かず、顧問の先生が対応することが分かりました。

実は顧問の先生と、先輩方の仲がすこぶる悪く、
このままだと、剣道部が崩壊してしまうと思いました。

なので、後にも先にもこの時だけモンペになることを覚悟で学校に乗り込み、
学校側と直談判。
後任にまた外部コーチで偉い先生がお越しいただけることになりました。

中学３年生

顧問の先生と先輩方の仲が悪いことに加え、
学年が異なる先輩方同士も仲が悪く、
部活の練習も疎かになり、活気もなくなります。
愚息は一生懸命、先輩方の仲を取り持てるよう、努めていました。

高校１年生

上記のような状況なので、夏休みなどの帰省時には、
先生方や先輩方のご縁を頼りに、
中学・高校・大学・社会人・警察など、
色々な所へ出稽古にお邪魔させてもらっていました。

それがコロナになり、出稽古に行くことができなくなってしまいました。
学校でも部活動が制限され、
一学期に多分１０日間くらいしか剣道ができない状況に。
帰省してきても、稽古できる場所がなく、
家の駐車場で素振りをする日々になりました。

これだけ剣道を制限され、他人とも剣道ができない状況で、
僕だったら、とっくに剣道を止めて、他の運動をしたと思うんだけど、
愚息は、それでも剣道愛を貫きました。

高校２年生

剣道部のキャプテンになり、自分で練習を仕切れるようになったこと。
外部コーチの先生が熱心に指導してくださったこと。
先輩との関係が悪かった顧問の先生も、
愚息の剣道愛に根負けしたのか、とても協力的になってくださったこと。
企業から学校に派遣された社会人の先輩が、現役の剣道経験者という幸運。
があり、
部活動ができない状況でも、どうすれば剣道が強くなれるか。
を探求することができました。

でも、やっぱり大会に出場したい愚息は、
大会出場の許可を得ようと、手を変え品を変え
校長先生にお願いというか直談判に行くこと１～２回では済まず、
その手前で、他の先生方に、「無理です。出場できません。」
と、止められることも片手では済まない。
という、根回しの日々でした。

大会にほとんど出場できなくても、日々の練習の成果はあり、
秋の新人戦個人戦では、まさかの県大会ベスト１６。
と、同時に、その上の壁の厚さを感じ取ることができて、
とても成長できたと思います。

個人的な成長はできたんだけど、新たな問題も発生します。
愚息はチームとしても強くなりたいから、
厳しい練習をしたい。
でも厳しい練習をしたくないチームメイトもいて、
その意識の差を最後まで埋めることができませんでした。

企業の先輩の提案で剣道ノートを付けるようになっていたのですが、
高２の終盤は、どうやったらやる気がなくなってきている仲間が
やる気を出して、部活に来るようになるのか。
どうしたら、チームとして目標に向かって一丸になれるのか。
を苦悩している様子がずーっと書かれていました。

弱小校なので、部員の数＝試合に出場する選手の数ですから、
みんなで力を合わせないと、目標を突破することができません。
でも、大会の結果のとおり、チームを強くするという点では、
キャプテンとして、力不足だったと思います。

実社会でも、やる気のない人にやる気になってもらうって、
本当に難しいですよね。。。

でも、崩壊寸前だった剣道部を、
現在の、先生とも下級生とも人間関係が良い部活。
という状況に立て直すことができたのは、
今後、社会人になった時に、活きてくるんじゃないかな。
と、親ばかは思っています。

学校の先生からは、
「尊敬している人に、愚息を名前を上げた後輩が数人いる。」
と、伺いました。
その後輩たちには、もっと良く人を見た方が良い。と、
言ってあげたいです。汗

また、先日お会いした先輩からは、
「俺たちが悪くした剣道部を良く立て直してくれたね。」
って、仰っていただけたようです。

そんなこんなで臨んだ最後の大会でしたが、
前述の通り、悔いが残る結果となりました。

愚息に、「勉強もせんと剣道ばっかやってて、大学どうするの？」
と、尋ねたら、
「中学高校と全然剣道ができなかったから、
大学では、剣道はもういいわ。
って思えるくらい、思いっきり剣道をしたい。」
と、のたまわれました。汗

剣道部のチームメイトは、それぞれやりたい目標があり、
それに向かって、勉強をしていますが、
愚息は特にやりたいことも、まだ見つからない様子。
なので大学は、剣道ができる環境重視で決めるようです。汗

こんな剣道下手で剣道好きの愚息ですが、
どこか、もらってくださる大学はありませんか？

スーパー親ばか目線ですが、
６年間の全寮制男子校生活のおかげでコミュニケーション能力は抜群。
出稽古で色んな所へお邪魔させてもらったおかげで顔も広く、
剣道歴１３年で上意下達もお手の物。
ストレス耐性は、とても高く、
根拠のない自信に満ち溢れ、あほみたいに前向きです。
ほんと、営業にはもってこいの人間です。ｗ

ま、アホな話は置いておいて、
本当に、剣道に携わる皆さまに助けられて育った中高６年間。
上でも書きましたが、
中学・高校・大学・社会人チーム・警察など、全部合わせると、
２０校社はお邪魔させていただいたと思います。
全日本チャンピオンと稽古させていただけたこと。
愚息にとって、素晴らしい経験になっています。

本当に、返し切れない御恩を沢山いただき、
ありがとうございます。という気持ちで一杯です。

これで、剣道が強かったら良いのですが、
剣道がへたっぴなので申し訳ないです。

まずは、大学受験を乗り越えて、
愚息の剣道生活が続くことを願っています。

って、もう剣道部を引退したはずなのに、
剣道部の練習に顔を出したり、
中間試験の真っただ中だったのに、
県大会の結果を感想付きで送ってきたりと、
お前、全然勉強してねーじゃん。怒

※写真は高校剣道最後の一本です。

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