こんばんは。鬼頭です。
先日、平成２４年の基準地価が発表されましたね。
基準地価は、都道府県が国土利用計画法に基づき発表される
毎年７月１日時点での地価指標です。
路線価と同様に、実際の取引価格とはとても乖離がありますが、
その土地価格の傾向が昨年と比較することができます。

新聞等の報道によりますと、
名古屋圏全体では、昨年と比較して、
住宅地は０．２％の下落（その前年は０．７％の下落）、
商業地は０．５％の下落（その前年は１．１％の下落）でした。

愛知県は全国で唯一の住宅地の変動率が横ばいで、
刈谷市・安城市などの西三河は０．９％の上昇です。
名古屋市全体では、昨年比ほぼ横ばいですが、
地下鉄効果もあり、緑区は１．１％の上昇でした。
逆に、名古屋市内の沿岸部は下落しました。
また商業地でも刈谷市が１．８％、安城市が１．１％の上昇です。
すごいですね。

さて、当社がございます豊明市の動向は、
全体で昨年比なんと横ばいです。
豊明市の調査１０地点全部で昨年比同額でした。
日々取引を行っていますが、
確かになんやかんやで物件が売れていっていますので、
市場価格がさがってきている感覚は少ないです。

昨年も申しましたが、分譲業者の土地の購入価格が
昨年と同じ位の高値で引続き購入されていることも、
地価がさがらない要因の一つだと思います。
分譲会社がたくさん購入をされていますので、
今後は豊明の市場に新築分譲住宅がたくさん売りに出されます。
狭い豊明市内でも地域差がありますので、
その地域の需要に対して供給量が増えすぎますと、
一時的に供給過多になり、
市場価格が崩れる可能性があります。

上記のとおり、今後もたくさん物件が売りに出されますので、
不動産のご購入をお考えの方は、まったく焦る必要はございません。
じっくり物件を吟味して探していただければと思います。
消費税増税前にという言葉に惑わされないないように。
消費税が上がってもほとんど影響ないですから。
これについてはいずれお話しますね。

グレイス不動産株式会社
鬼頭　克郎