こんにちは。鬼頭です。
先日、平成24年の公示価格が発表されましたね。
公示価格とは、国土交通省が発表する、
毎年1月1日時点における土地の価格で、
一般的な土地取引の指標となるものです。
という建前ですが、実際の相場とは異なりますので、
数値自体は実際の不動産取引の参考にはなりません。
が、相場の傾向が分かる数値です。
全国の地価上昇率トップ10のうち9箇所は、
震災後で需要が高まっている被災地の高台でした。
愛知県は全国最少の下げ幅だったこともあり、
名古屋市東区が唯一、被災地以外でランクインしました。
さて、豊明市内の状況ですが、昨年比ほぼ横ばいでした。
豊明市内の17地点のうち、横ばいが13地点、
さがった4地点でも1%もない下落幅です。
お隣刈谷市の住宅地平均価格が2.5%も上昇しているのと比べると、
寂しい気持ちにはなります。
日々のお取引で私が感じていることは、
豊明市の土地相場は何とか下がらずに
踏みとどまっている状況だと思っています。
豊明市内で公示価格が高い地点は、やはり前後駅近くで、
2番目に高い三崎町井ノ花と比べても約17%も高いです。
豊明市の市街化区域内の公示価格で
高い地点と低い地点との差は約28%です。
実際の取引で考えますと、似たような条件で比較すると、
同じ豊明市内でも坪単価32万円から52万円までの差があるので、
公示価格よりも、もっと差があることが分かります。
話は変わりますが、中日新聞の公示価格の記事の下に、
豊明市長と市議会議員の・・・の議論が載っていました。
互いに足の引っ張り合いをせず、
豊明の街を良くして欲しいと切に願います。
グレイス不動産株式会社
鬼頭 克郎