こんちには東です。
私はグレイス不動産でエスクローという仕事を行っております。
エスクローというのは、皆様が弊社に売買のご相談をいただいた際に
物件の調査を行う役目です。
皆様が不動産取引をなさる際の大切なことや気を付けることを書いていきます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
お盆前に南海トラフ地震の前兆かと思われるような地震が発生し、
夏休みの計画を変更された方もいらしたのではないでしょうか。
今回は、豊明市の都市計画課のホームページに掲載されている
「大規模盛土造成地」について、物件が該当するかどうかを調査し
大規模盛土造成地について都市計画課のご担当者さんに確認しましたので、
その内容をご紹介いたします。
豊明市都市計画課のホームページによりますと、宅地耐震化推進事業の一環として、
阪神・淡路大震災以降の大規模な地震で「大規模盛土造成地」において地盤の「滑動崩落」による被害が多発したため、
国は宅地の安全性を確保する目的で平成18年4月に宅地造成等規制法の一部を改正し、
大地震時における大規模盛土造成地の滑動崩落等による被害を防止するため、宅地耐震化推進事業を創設しました。
宅地耐震化推進事業の一環として、過去の地震時の被害事例に基づき、大地震時に大きな被害が生じるおそれのある
盛土造成地を「谷埋め型大規模盛土造成地」および「腹付け型大規模盛土造成地」として調査しました。
豊明市の調査の結果、市内には50か所の「谷埋め型大規模盛土造成地」が確認されました。腹付け型大規模盛土造成地は確認されていません。
谷埋め型大規模盛土造成地とは、3,000平方メートル以上の土地を埋め立てた造成地のことです。
なお、豊明市においては、昭和37年および昭和45年の地形図に、平成21年の地形図を重ね合わせて大規模な盛土造成地を抽出しており、
昭和37年の地形図作成以前に盛土が行われたものは考慮されていないとのことです。
3,000平方メートル以上の土地を埋め立てた造成地の場合、地震時には宅地造成前の谷底付近や盛土内部が滑り面となり、
盛土造成地全体、またはその大部分が斜面下部に向かって移動する可能性があります。また、盛土地では液状化による被害も考えられます。
一概に盛土だから危険というわけではありませんが、災害リスクを把握することは非常に重要です。
ご自身がお住まいの地域が豊明市内にある50か所の大規模盛土造成地に該当するかどうかを確認になられたい方は、
豊明市の都市計画課のホームページをご覧いただくか、直接都市計画課の窓口でお尋ねいただけますと幸いです。
豊明で創業40年。弊社には、豊明の古地図も備えております。
豊明の不動産のことなら、グレイス不動産にお任せください。
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