水道の配管経路について

こんちには東です。
私はグレイス不動産でエスクローという仕事を行っております。
エスクローというのは、皆様が弊社に売買のご相談をいただいた際に
物件の調査を行う役目です。

皆様が不動産取引をなさる際の大切なことや気を付けることを書いていきます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

今回は、【水道の配管経路】について書きます。

皆様のお使いになられている水道はどのような経路で
ご自宅につながっているかご存じですか？

水道は道路内に埋設されている水道の本管から
引込管を通り、水道メーターを介して建物内部で水が利用できます。

前面道路に水道本管がなかったり、
私有地に水道本管を敷設してご自宅に引き込むケースもあります。

不動産売却の依頼をいただいた際、水道の本管・引込管・水道メーター口径
の埋設管調査を行っております。
豊明市内の上水道は、東郷町にある愛知中部水道企業団が管轄しております。

水道企業団から、埋設管調査図面を入手し、聞き取り調査を行います。
図面を取得する際に係員の方にお尋ねする項目は、

まずは、本管についてです。
本管とは道路内に埋設している水道管のことです。
本管口径が細ければ、口径を大きくしないと新たに引込ができない可能性があるためです。
また、配水補助管という上水道本管の場合は、新たに引込管や水道メーターを
設置する際には、負担金が必要になる本管の種類もあります。

次に、引込管についてになります。
引込管は、本管と水道メーターをつなぐ配管のことです。
本管と同様に、引込管の太さが細ければ、水道メーターの口径を大きくできないです。
建物を建て替える際、新しい建物の位置によっては、引込管を引き込み直す必要も出てきます。

最後に水道メーターの口径です。
水道メーターは、水道の使用量を検針する機械のことになります。
建物の大きさによってメーターの大きさが変わりますが、
一般的な戸建てなら１３ｍｍや２０ｍｍの口径のメーターがついております。

埋設管図面を見ながら、本管・引込管・メーターの位置を確認し、
●上水道の本管が前面道路にない場合は、近くの本管がある場所から本管延長可能かどうか？
●引込管が前面道路からではなく、隣地や共有の本管から引込されている場合は
許可を得て引込されているのか？新たに個人で前面道路本管から引込可能か？
●水道メーターの口径を１３ｍｍから２０ｍｍに大きくする場合の引込管、本管の
増径は必要かどうか
などを係員の方にお尋ねします。

知り得た情報を物件調査資料にまとめて、ご契約の際の重要事項説明書に記載を行います。
隣地からの埋設承諾があるかどうかどうかが不明な場合は、
隣地所有者の方にお尋ねし、承諾をいただけるかどうかの確認も行います。

豊明で創業４０年。不動産のことなら、グレイス不動産にお任せください。

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