こんちには東です。
私はグレイス不動産でエスクローという仕事を行っております。
エスクローっていうのは、皆様が弊社に売買のご相談をいただいた際に
物件の調査を行う役目です。
皆様が不動産取引をなさる際の大切なことや気を付けることを書いていきます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
前回は【ライフライン】について書きました。
今回は【ハザードマップ】について書きます。
ハザードマップは、水防法に基づき作成された地図で
【洪水】【内水】【高潮】の地図があります。
豊明市は、水害・土砂災害ハザードマップにて
【洪水】と【内水】の氾濫状況を、100年に一度と1000年に一度の大雨による影響を地図上で示しております。
また、豊明市は災害時のハザードマップとして『水害・土砂災害ハザードマップ』『豊明市防災マップ』を公表しております。
1.豊明市『水害・土砂災害ハザードマップ』によると、計画規模の大雨〈概ね100年に1度程度の大雨〉に対して
「外水氾濫」と「内水氾濫」が同時に発生した場合に想定される浸水深
2.水防法に基づき愛知県が公表した洪水浸水想定(想定し得る最大規模の大雨〈概ね1000年に一度程度の大雨〉
で浸水した場合)浸水深
3.豊明市『水害・土砂災害ハザードマップ』によると、あらゆる水害、土砂災害リスクを重ね合わせた想定し得る
最大規模の大雨〈概ね1000年に一度程度の大雨〉で「外水氾濫」と「内水氾濫」が同時に発生した場合に想定
される浸水深
を公表しております。
グレイス不動産では、3の豊明市『水害・土砂災害ハザードマップ』で
調査した情報をホームページや物件資料に記載しております。
不動産の場所が浸水深さの区域外だとしても、道路や近隣に浸水が認められるような場所があれば、
少し大げさにはなりますが、被害の大きい方を選び載せています。
【高潮】被害予想については、南海トラフ大地震で高潮がおこり、境川を遡上してきた場合の被害状況で
被害を受ける場所は、1号線より南側の阿野町正戸、小島、栄町元屋敷、神田、小松林、舟田周辺が
影響を受けます。
『豊明市防災マップ』は南海トラフ巨大地震による震度についての予想結果と液状化の情報が記載された地図になります。
豊明市の震度予想は、
震度6弱【固定していない家具の一部が移動・転倒・古い木造住宅では壁に亀裂が入ったり建物が傾いたりする。】と、
震度6強【固定していない家具の大半が移動・転倒・補強されていないブロック塀が倒れる・古い木造住宅は傾くものや倒れるものが多くなる。】
にわかれています。
こちらも、震度6弱と6強にまたがっている場合は、6強として記載しております。
『液状化マップ』は、可能性が大・中・小・ほとんどない・ない・水域という6種類に分けて記されております。
こちらも、被害予想のより大きい方を記載しております。
液状化とは地震が起こった際に、地面が揺れて土の中にある水分が地上に現れることです。
土には水分が含まれています。地震により土の成分と水の成分が分離し、
土は沈下し、水分は浮き上がってきます。
建物を建てる際、地盤調査を行って、地盤の下の補強の計画を行います。
一般の一戸建てはスウェーデン式サウンディング調査という調査方法により、
家を建築する部分の4隅と中心を測って、地耐力を求めて地盤の改良方法を検討します。
調査で地耐力の弱い部分は水脈など、もともと沼や池であった土地は、
液状化現象が起こりやすく、湾岸沿いだけでなく、内陸部でも液状化は起こります。
沼や池を埋め立てた土地は、地下水位が高いことが多く、
埋め立て時に使われた土や地盤の締まり具合によっては、
液状化が発生することがあります。
住宅を建設する土地を選ばれる際は、水害・土砂災害ハザードマップや防災マップを
参考にして被害度の少ないところを選ばれることは大事ですが、
気にしすぎると、地域が限定されてしまいます。
『液状化マップ』にて液状化判定が「ない」区域でも
液状化する可能性は、沼や池を埋め立てた土地ならあります。
また、水害についても理論上の想定範囲なので、絶対ないとは言えません。
立地のことをよく知っているのは地元の不動屋になります。
弊社は、豊明で35年以上色々な不動産を取引させていただいており、
豊明に精通しております。
弊社にお任せいただけますと幸いです。
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