ノーベル賞の受賞者が発表されましたね。
高校生の時に、村上春樹さんの本をよく読んでいたこともあり、
毎年、ノーベル文学賞の発表が気になります。
結果は、今年もまた受賞を逃してしまい残念でした。
ノーベル章のニュースを見て、久しぶりに読んでみたくなって、
処女作の「風の歌を聴け」を引っ張り出し、十何年ぶりに開いてみました。
内容をほとんど覚えていない小説を読み直すと、
昔の記憶が蘇るようでなんだか新鮮です。
15年前は、村上春樹さんはほとんどメディアに出ていなかったので、顔も知りませんでした。
それが今、どんどん有名になって、
「この人が書いているんだな」と思いながら読むと、
また一味違います。
当時は、何を言ってるんだろ?とさらりと読んでいたところも、
今読むと理解できたり、感心したり。
登場人物も、今ではほとんど年下になっていて、
小説から受ける印象も随分変わりました。
村上春樹さんは翻訳もしていて、何冊か読みましたが、
とても読みやすかった覚えがあります。
海外にはハルキストの方々がたくさんいますが、
日本人が書いた小説を、日本語で読むことができるのは嬉しいことだなと感じました。
いつか文学書をとってほしいです。
森